この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジッパー様
第10章 疑問
 オフィスに戻ると、真面目な顔をした片桐部長に呼び止められた。


「鈴村さん、今までどこに行ってたんだい? ちゃんと仕事してくれないと困るよ」

「……っ……」


 私はみんなの前で注意されて注目を浴びた。女子社員たちがクスクス笑っている。


「至急、コピー頼むよ」


 そう言って片桐部長から渡されたのは大量の書類だった。私は片桐部長の顔をチラッと見るけど、片桐部長は目を合わせてくれない。


「……っ……」


 私は唇を噛みしめながら、片桐部長のデスクから少し離れた場所で、コピーを始めた。昨日進藤さんが使っていた場所だ。
 書類をセットしてコピー機の前に立っていると、「おはよ」と後ろから声をかけられた。


「……進藤さん……」

「部長、あれはないよな。みんなの前で怒るとか」


 進藤さんは、昨日何事もなかったかのようにコソッと話しかけてくる。




/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ