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flower
第1章 下手なポエムから

そうだね
とっくに気付いてはいるんだ
ひょっとしたらもう午後じゃない?
例によって僕の瞼は閉ざされたままだけど、強い日差しが頬をくすぐるから微妙に分るんだよね
そりゃあさ まだ戸惑ってはいるよ
でも仕方ないよね 人生なんていくら計算したところで思い通りには行かない。
そう 例えば今日も君に会えないんだようにさ
だから もう不貞腐れてベッドで寝てるしかないんだよ
ごめんね 決してそういう意味じゃない
それだけは分かってくれるよね?
だから笑って構わない いや 気付いてないだけで僕はもう笑ってすらいる
だって夢の中でさえ 相変わらず君の美しさに見惚れているんだからさ

