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憂いの動物探偵
第1章 憂いの動物探偵
まっ、たまにこんな事はあるさ。
何せ、仮事務所のウィークリーマンションだからな。
だからくどいが実入りは少ない。あんたの取材を受けたのもそんな理由さ。
この商売もそろそろ潮時かもね。




「で、ふと思ったのですが、、そのなんというか、、リターンは確実にあるのですか?」

本当にふと思った疑問だ。ただし、そ、う、い、う、意味ではない。気が動転してチラシなど目もくれない人もいるだろう。それにペット探偵は割とメジャーになりつつある職業だ。他社に依頼する可能性だって十分にある。

中島と名乗る男は私をジロリと睨み、そして笑った。


いい質問だ。この間も見事に「誘拐」したけど全く連絡なかったな。可愛いチワワだけどさ。二日目にたまたま飼い主を見かけたけど、もう新しいワンちゃんがいたよ。なんだかなぁ、、やるせないよな。

「で、その犬はどうしたんですか?」

、、、、不憫に感じて何とか里親を見つけたさ。本来なら保健所だけど、、俺の身分もなかなかどうして明かせない事情があるし、保健所自体あまり信用してないんだ。確かに無駄な労力だけど悪い気はしない。今頃は新しい飼い主の元で幸せにやっているんじゃないかな。



ワン!


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