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100のベッドシーン
第19章 卒業しても、好きでした

「おはようございます……」
「まだ敬語なんだな」
くすりと笑う彼に、私はちょっとだけ頬を膨らませた。
「くせ、ですよ。先生だったし」
「でも、もう生徒じゃない」
言われた瞬間、心の奥で何かがほどけた。
「……ほんとにずるいですよね。ずっと先生って感じだったのに、急に名前で呼ばれたり、そんなふうに言われたり」
「ずるいのは君だよ。高校生だったときより、ずっときれいになってる」
「それ、ずるいっていうか、反則です」
ふたりで笑う。
なぜか、昔の朝よりずっと心が軽い気がした。
「……昨日のこと、後悔してませんか?」
尋ねた瞬間、少し怖かった。
でも、聞かずにはいられなかった。
「まだ敬語なんだな」
くすりと笑う彼に、私はちょっとだけ頬を膨らませた。
「くせ、ですよ。先生だったし」
「でも、もう生徒じゃない」
言われた瞬間、心の奥で何かがほどけた。
「……ほんとにずるいですよね。ずっと先生って感じだったのに、急に名前で呼ばれたり、そんなふうに言われたり」
「ずるいのは君だよ。高校生だったときより、ずっときれいになってる」
「それ、ずるいっていうか、反則です」
ふたりで笑う。
なぜか、昔の朝よりずっと心が軽い気がした。
「……昨日のこと、後悔してませんか?」
尋ねた瞬間、少し怖かった。
でも、聞かずにはいられなかった。

