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100のベッドシーン
第19章 卒業しても、好きでした
「もう“先生”って呼ばなくていい。俺のこと、名前で呼んでくれよ」

その言葉に、胸が高鳴った。

気持ちは止めようと思っても、もう止まらなかった。

だって私はもう、生徒じゃない。

「少し、歩かないか」

駅に向かう道をそれて、彼――高橋遼さんはそう言った。

かつて“先生”と呼んでいた人に、名前で呼ぶことさえまだぎこちないまま、私はうなずいた。

静かな並木道を抜け、人気のない公園のベンチに腰を下ろしたとき、どこか夢の中にいるようだった。

「今日は、来てよかったよ。……澪に会えて」

「……そんなふうに呼ばれたの、初めてです」

「気に入らない?」

「ううん……嬉しかった」
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