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100のベッドシーン
第16章 午前11時、濡れたシャツの奥で
「イクよ……梓さんの体で……」

「うんっ……」

それが嬉しくて仕方がなかった。

「ああ、梓さんっ、出る!」

「ああっ……」

二人の気持ちが一緒になった瞬間だった。


終わった後、直樹さんは腕枕をしてくれた。

「どこから来たの?」

「隣の県から。」

「そっか。」

もし付き合うとしても、遠距離かぁ。

私は直樹さんの体を抱きしめた。

「会いに行くよ。梓さんに会いに。」

「ホント?」

起き上がると直樹さんは、微笑んでいた。

「こんな綺麗な人、掴んでおいて放すなんてあり得ないでしょ。」

「直樹さん……」

「任せて。かなり本気だから。」

そう言うと直樹さんは、また私の体を掴み、一つに体を絡め合った。

「今日の出会いが、永遠になるように。」

直樹さんは私の鎖骨に、チュッとキスを落とした。
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