この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
100のベッドシーン
第15章 一夜の相手は、社長でした
「俺がこの会社に来たの、偶然じゃないんだ。」

「……え?」

「前の会社を売却して、自由になったとき、一つだけ……どうしても確かめたいことがあった」

真帆が顔を上げると、蓮の瞳がまっすぐ彼女を見ていた。

「君の名前。名乗らなかったけど、俺は覚えてた。あの夜、帰り際に名刺入れから落とした交通IC。名前が見えた。」

「……まさか」

「俺は、本当に偶然じゃなかった。君に、もう一度会いたくて、調べて、この会社の株を……買って、社長の席に就いた。」

「……!」

頭が追いつかない。

あの夜を、ただの一夜では終わらせたくなかったのは、彼も同じだったのだ。

「ずるいでしょ? 大人げないし、立場もあるのに、恋人でもない相手のために、こんなこと……」

「でも……うれしいです。」

ぽろりとこぼれた涙に、蓮の指がそっと触れる。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ