この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
すぐ読める官能小説集
第4章 『HITORIASOBIノヨル』
僕は男の快感を自分の快感に変換してHITORIASOBIをする。

もし僕があのしなやか指先で触れられたのなら、画面の向こう側の男なんかよりもっと豊かな反応ができるのに。

しかし、動画にとって反応が豊かかどうかが重要ではない。
むしろノイズになることもあるようだ。

僕では反応が豊かすぎて、多くの男から顰蹙を買うだろう。
これが情感豊かな身体を持った男の悲劇。

男の反応は、女の指先によって、さっきよりも強い反応を示している。
その啼き声は、男のものとは思えないくらい甘く切なく可愛らしい。

これは当たりだった。
僕はこういう啼き声が好きだった。

女は男の快感をMOTEASOBIながら、言葉責めのシャワーを浴びせる。
女の声も僕の好みだった。
低くなく甘く可愛らしい声。
女性らしいその声は、僕の快感も高めていく。

「ねえ。どうしてそんなに喘いじゃうの?」
女が男の耳元で囁く。

もちろん女はそんなことは知っている。
だがそれはあえて聞いているのだ。

僕は思わず「ごめんなさい」と呟いてしまった。

その声はもちろん、女には届かないが、それもでも僕は「こんなに気持ちよくてごめんなさい」と謝罪したかった。
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ