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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第50章 ロスト・ヴァージン
「ウッ・・・ウッ・・・ヒック・・・ウウッ」

泣き声はやみそうになかった。

泣きはらした両目は額に当てた左手の隙間から、小さな光りを散乱させている。

短い嗚咽を繰り返しながら、味わっていた官能の波の深さに酔いしれ怯えていた。

「うう・・うっ・・・」

頬に残った涙の跡が乾くまで、興奮は続いていた。

落ち着き始めた頃でも圭子の頭の中は霞んだ霧で覆われ、自分が何処にいるのかさえも分からなかった。

「フフフ・・・・」

そんな少女の姿を、竹内は飽かずに眺めて続けている。

今まで繰り広げた痴態を思い出しながら、眩しそうに反芻していたのだ。

香奈子とのセックスを盗み見ていた圭子は自らを愛撫していた。

夕食の時、竹内が飲み物に混ぜた媚薬の効果も手伝って、少女の興奮は頂点に達していたのだ。

母のふしだらな行為にショックを受けつつも、痴漢に会って以来、芽生えてしまった欲望を押える事が出来ない圭子は、竹内を憎みながらも心の奥底で意識するようになっていた。

証拠として母の携帯電話から取り入れた映像データだったが、検証する内に何時しか行為そのものに引き寄せられ、食い入るように見つめている自分に気づいてはいなかった。
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