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爛れる月面
第3章 広がる沙漠

「……三週間、長かったよ……」
たじろいでいた徹だったが、初めてと言っていい甘えた声に、胸を震わせて抱きしめてきた。
しかし、徹の手がヒップへと降りてこようとすると、紅美子は冷たく身を躱した。
「な、なんで?」
「私がしたいの。徹はじっとしてて」
ベルトを外してやり、ジッパーを下ろす。斜めに中身の形を浮き出たせているブリーフの畝の隅は、濡れ染みが広がって色変わりしていた。二本指で挟むようにして上から下へとなぞると、徹が呻き声を上げて背を壁に引きずる。
「ちゃんと立って」
「お、俺も、クミちゃんに触りたいよ」
「触りたい?」
「うん……」
「だめ。触らせない。ガマンして」
紅美子は自分より低くなった徹の唇を真上から吸い上げ、有無を言わさずに舌をこじ入れた。口内に溢れている唾液を啜りつつ、ゴムを伸ばして強引に勃起を取り出す。先端を握り込み、湧き口から漏れている透明の汁を親指の腹で傘全体にまぶすと、
「ああっ……、んあっ……、ク、クミちゃんっ……」
更に徹は低くなった。瞳をじっと見つめ、逆手に持ち替え、指間に弾ける音を立ててしごく。暴発しそうになったら力を緩め、揺らめく瞳孔が締まり始めると、また、指を絡みつかせていく。ここまでしっかりと徹を愛撫してやるのは初めてだった。
「……ね、徹。私の裸、見たい?」
「うん……」唐突に問うても、即座に頷いて、「み、見たい……」
「ヤラし」鼻に皺を寄せ、しかしすぐに鋭い視線に戻すと、「私のカラダじゃなきゃ、ダメなんだよね?」
「う、うんっ……、クミちゃんじゃなきゃ、イヤだ……」
「脱がして」
たじろいでいた徹だったが、初めてと言っていい甘えた声に、胸を震わせて抱きしめてきた。
しかし、徹の手がヒップへと降りてこようとすると、紅美子は冷たく身を躱した。
「な、なんで?」
「私がしたいの。徹はじっとしてて」
ベルトを外してやり、ジッパーを下ろす。斜めに中身の形を浮き出たせているブリーフの畝の隅は、濡れ染みが広がって色変わりしていた。二本指で挟むようにして上から下へとなぞると、徹が呻き声を上げて背を壁に引きずる。
「ちゃんと立って」
「お、俺も、クミちゃんに触りたいよ」
「触りたい?」
「うん……」
「だめ。触らせない。ガマンして」
紅美子は自分より低くなった徹の唇を真上から吸い上げ、有無を言わさずに舌をこじ入れた。口内に溢れている唾液を啜りつつ、ゴムを伸ばして強引に勃起を取り出す。先端を握り込み、湧き口から漏れている透明の汁を親指の腹で傘全体にまぶすと、
「ああっ……、んあっ……、ク、クミちゃんっ……」
更に徹は低くなった。瞳をじっと見つめ、逆手に持ち替え、指間に弾ける音を立ててしごく。暴発しそうになったら力を緩め、揺らめく瞳孔が締まり始めると、また、指を絡みつかせていく。ここまでしっかりと徹を愛撫してやるのは初めてだった。
「……ね、徹。私の裸、見たい?」
「うん……」唐突に問うても、即座に頷いて、「み、見たい……」
「ヤラし」鼻に皺を寄せ、しかしすぐに鋭い視線に戻すと、「私のカラダじゃなきゃ、ダメなんだよね?」
「う、うんっ……、クミちゃんじゃなきゃ、イヤだ……」
「脱がして」

