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爛れる月面
第1章 違う空を見ている

「面白いね、これ」
「ク、クミちゃん、ゆ、指っ、やめ、て」
「やだ」
「ううっ、お、おねがい、だから……」
「やだやめない。私のこと、好きなんでしょ? したいようにさせて」
「うんっ、好き……、だ、大好きだよ、クミちゃん……大好き……、……ク、クミちゃんっ……クミちゃんっ!」
悲痛にも聞こえる喘ぎを聞き、内側が気色悪いほどヌメっていた下着に、新たに熱い蜜が垂れ落ちるのを感じた。徹もまた、出したばかりなのに、指に玩弄される先端は傘を開きっぱなしだ。
「これ以上やったら徹が壊れちゃうね。したい?」
「うんっ……、し、したいよ、クミちゃん」
「どこ?」
「え……?」
「ママに言われて期待してるんなら、絶対ダメだよ? ほら、どこにあるの? 無いならやめる」
「ち、ちがうよ。えっと……、ズボンのポケットの中っ」
慌てて白状した徹の、ちょうど跨いだ真下に下ろされていたデニムのポケットを探ると、目的のものを見つけた。ビニールの綴りを胸前にぶら下げ、
「みっつもある。そんなにするつもりなの?」
「もっと、しまってる。……もっとしたい」
「もうっ」
微笑んだ紅美子は、自分でつけようと伸ばしてきた徹の手から遠ざけて、ひとつを千切って中身を取り出した。「しょうがない、今日は私が付けてあげる。徹が変態すぎるから、特別」
精液だまりを摘み、待ち遠しげにヒクついている肉茎の先端から被せていく。暴発してしまわないよう注意しながら、軽くしごいて空気を抜いてやると、初めて紅美子に装着してもらえて感激し、また悶絶するのかと思っていたのに、徹は不安げな表情でその様子を見つめていた。
「……。なんで付けることできるんだろう、とか考えてるでしょ?」
「そ、それは……」
「誰かで練習したことあるよ、って言ったら?」
「うっ……、そっ、そんなの──」
話している最中なのに腰を浮かせて膝を進め、
「そう、そんなのあるわけない。どんだけ徹としきてると思ってんの。付けるとこなんて何回も見てるし、付け方だって箱に書いてある」
ショーツを下ろし、片膝ずつ立てて脱ぎ捨てると、狭間へ先端をあてがった。「もっとさ、私を抱いたことある唯一の男だ、っていう自覚を持って?」
「ク、クミちゃん、ゆ、指っ、やめ、て」
「やだ」
「ううっ、お、おねがい、だから……」
「やだやめない。私のこと、好きなんでしょ? したいようにさせて」
「うんっ、好き……、だ、大好きだよ、クミちゃん……大好き……、……ク、クミちゃんっ……クミちゃんっ!」
悲痛にも聞こえる喘ぎを聞き、内側が気色悪いほどヌメっていた下着に、新たに熱い蜜が垂れ落ちるのを感じた。徹もまた、出したばかりなのに、指に玩弄される先端は傘を開きっぱなしだ。
「これ以上やったら徹が壊れちゃうね。したい?」
「うんっ……、し、したいよ、クミちゃん」
「どこ?」
「え……?」
「ママに言われて期待してるんなら、絶対ダメだよ? ほら、どこにあるの? 無いならやめる」
「ち、ちがうよ。えっと……、ズボンのポケットの中っ」
慌てて白状した徹の、ちょうど跨いだ真下に下ろされていたデニムのポケットを探ると、目的のものを見つけた。ビニールの綴りを胸前にぶら下げ、
「みっつもある。そんなにするつもりなの?」
「もっと、しまってる。……もっとしたい」
「もうっ」
微笑んだ紅美子は、自分でつけようと伸ばしてきた徹の手から遠ざけて、ひとつを千切って中身を取り出した。「しょうがない、今日は私が付けてあげる。徹が変態すぎるから、特別」
精液だまりを摘み、待ち遠しげにヒクついている肉茎の先端から被せていく。暴発してしまわないよう注意しながら、軽くしごいて空気を抜いてやると、初めて紅美子に装着してもらえて感激し、また悶絶するのかと思っていたのに、徹は不安げな表情でその様子を見つめていた。
「……。なんで付けることできるんだろう、とか考えてるでしょ?」
「そ、それは……」
「誰かで練習したことあるよ、って言ったら?」
「うっ……、そっ、そんなの──」
話している最中なのに腰を浮かせて膝を進め、
「そう、そんなのあるわけない。どんだけ徹としきてると思ってんの。付けるとこなんて何回も見てるし、付け方だって箱に書いてある」
ショーツを下ろし、片膝ずつ立てて脱ぎ捨てると、狭間へ先端をあてがった。「もっとさ、私を抱いたことある唯一の男だ、っていう自覚を持って?」

