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シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2       蒼井美冴と松下律子
 76 融ける夜(29)


「ねぇ、わたしが欲しいの…」
 みさえさんが、ジッと逸れずにわたしを見つめ、そう囁いてきた…
 そのハスキーな囁きに、わたしの心は昂ぶり、震え、奥がズキンと鳴いてきた。

「あぁ、は、はい、み、みさえさんが欲しい…ですぅ…」
 わたしは声を振り絞り、そう答えると…

「りつこぉ…」
 みさえさんの唇が寄ってきた。

「ん…」
 そしてわたしは吸い寄せられるかの様に、みさえさんの唇を求めてい。

 あぁ、みさえしんが欲しい…
 抱かれ、愛されたいーー

 わたしはそんな想いを巡らせながら、みさえさんの唇を吸い、肩を掴み、腰を寄せ、指先を受け入れていく…
 ううん、もっとみさえさんの指が欲しくて堪らなくなってきていた。

 そのみさえさんの指先は、あの人のごつごつとした、太くて大きい感触とはまるで違うのだ…
 細くて柔らかくて、滑らかで…
 ピンポイントでわたしの欲しい場所を撫で、弄ってくる。

 柔らかな唇…
 滑らかな舌先…
 甘い唾液…
 あの人とのキスの味とはまるで違う。

 そうあの人は、タバコの味…
 だけどみさえさんのは、甘い蜜の様。

 その甘さに心が酔い、蕩け、ひとつに融けていくみたいーー

「ん、やぁぁぁ…」

「あらぁ、りつこぉ、腰がビクビク震えてるみたいよぉ…」

「あ、え、ち、違うぅ、やぁぁん…」

 そう、みさえさんの指先が、パンティの脇の隙間から忍び、的確にピンポイントな弱点であるクリトリスに触れ、弄り、わたしは瞬く間に小さくイッてしまったのだが…
 今は、ううん、今度は、そのクリトリスに触れ、触れるだけで、ピクリとも動かしてくれないでいるのだ。

「あ、や、う、うぅ…」

「あらぁ、どうしたのぉ、ピクピクと震えてるみたぁぃ…」

 そう、わたしは、その指先の刺激が欲しくて欲しくて堪らなく、自らの腰が、その指先の感触の動きの快感を求めて、無意識に震えてしまっているみたいなのである…

「あぁぁ、や、やぁぁ…」

「うふ、どうしたのかなぁ?」

「や、そ、そんなぁ…」 
 指先の弄りが欲しくて堪らない…
 全く動かないのだけど、クリトリスはジンジンと快感に疼いてしまっている。

「あぁ、んん…」

「どうしたのぉ?、どうして欲しいのぉ…」
 みさえさんは、唇を離し、耳たぶを舐め、そう囁いてくる。



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