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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1        佐々木ゆかり
 101 大原浩一(16)


 そしてこの不問は、ゆかりが再び私を選択してくれ、妥協してくれたという意味であろうと感じられ…
 安堵、いや、少し拍子抜けしてしまう。

 だって…
「で、これは?」
 スカートを脱いだゆかりは、ボロボロに破れ、伝線だらけのストッキングを撫でながら、そう訊いてきたから。

「え、あ…」
 これも不意を衝かれ、すぐに答えあぐねていると…
 
 唇を歪ませ、シニカルな笑みを浮かべ…

「なんか、ビビってる?」
 そう、訊いてきた。

「あ、い、いや、そんな…」

 本当は、まだ、怖い…
 それは、このゆかりの突然の変化の意図を、計りかねているから――

 何かしらの意図が、裏が、あるのか?
 正直、怖かった。

 だけど…
「明日ゴルフで、朝早いんでしょう?」
 フッと、優しい笑みを浮かべ、そう訊いてきたのだ。
 その目は、いつものゆかりの目――

「うん」
 ふと、心の警戒と緊張が緩む。

「大丈夫よ、取って食べたりはしないからさぁ…」

「………」
 そして、そう言ってきた事に、安堵をする。

 そうか、裏はないんだ…
 許されたんだ…
 心が、一気に緩む。

 だけど…
「ただね…」
 急に、ジッと私の下を…
 いや、露なままの下半身をジッと見つめ…

「してあげるから…」
 突然、そう言ってきた。

「え…」
 また、再び、一気に、心が張り詰める。

 やっぱり、まだ……

「ほら、いつものように…まだ、イッてないんでしょう?」

 そう、イッてはいない…
 いや、イケなかった――

「あ、う、うん…」
 
 ジッと、逸らずに見つめてくるゆかりの目の色が、また、微妙に変わった――

 やっぱり、まだ、許されてはいない?

「だから、してあげるわ…」
 その目が、妖しく光る――

「してあげる…」
 
 ゆかりはそう呟き、黒いキャミソールとボロボロのストッキングを穿いたままの姿で四つん這いとなり…
 ゆっくりと、私の股間へと顔を寄せてきた。

 やっぱり、まだ…
 そう、そんな簡単な筈がない――
 緩んだ思いは、また、再び、緊張し、騒めき、張り詰めてくる。

 ゆかりの目が、逸れない――

 怒張は力なく萎だれている…
 多分、もう出ないかもしれない…
 それは分かっている。

「さぁ、ほらぁ…」

 やっぱり……

 
 
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