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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4 律子とゆかり

126 誘い(2)
ううん、それよりもまず…
どう考えても彼、大原常務としてと、本来の本社業務である『コールセンター部』の本部長としても参加せざるを得ない空気感となってきていた。
いや、彼の目には否定の、つまりは不参加の意志の色は見えない…
逆に興味津々みたいに見て取れる。
ただ、この流れで…
この内容で…
この誘いで…
彼の傍らに秘書として控えている、疑惑たっぷりな不惑の存在である松下律子秘書がどう反応を示すのか?
わたしはチラと彼女の様子を伺う。
参加も不参加も、スケジュールを管理している秘書である彼女の思惑次第なのである…
そしてこのわたしとの対峙の場を経ての、また、再び、わたしやこの美冴さんが参加する、いや、もちろん明日の集会の酒宴はわたしと彼が否が応なしに中心となる…
果たして彼女は、そんな明日のその宴の場に、この彼、大原常務を、大原本部長を、大原浩一というオトコを…
参加させる気があるのだろうか?
「えぇ、ぜひともぉ、大原常務さんに参加していただかないとぉ、明日の場が締まらないしぃ…」
そんな越前屋さんの誘いが続く…
「あ、明日のご予定は?」
続けて彼女はそう尋ね、松下秘書の顔を覗き込む。
そして、不意に…
「あ、そう、そうだぁ、お姉さんもぉ、あ、いや、松下さんもご一緒に参加していただかないとぉ…」
と、まさかの誘いをしてきたのだ。
「え、わ、わたしもですか?」
松下秘書は、その突然の誘いに困惑の色を浮かべてそう訊き返す。
「はぁぃ、もちろんですぅ、だってぇ、松下秘書さんも『新プロジェクト企画』メンバーの一員の様なモノなん、あ、いや、正式なメンバーなんですからぁ」
「え、わたしも正式なメンバーなんですか?」
「そう、もちろんですよぉ…
だってぇ『新プロジェクト企画』の最終責任者は大原常務なんですからぁ……」
ううん、それよりもまず…
どう考えても彼、大原常務としてと、本来の本社業務である『コールセンター部』の本部長としても参加せざるを得ない空気感となってきていた。
いや、彼の目には否定の、つまりは不参加の意志の色は見えない…
逆に興味津々みたいに見て取れる。
ただ、この流れで…
この内容で…
この誘いで…
彼の傍らに秘書として控えている、疑惑たっぷりな不惑の存在である松下律子秘書がどう反応を示すのか?
わたしはチラと彼女の様子を伺う。
参加も不参加も、スケジュールを管理している秘書である彼女の思惑次第なのである…
そしてこのわたしとの対峙の場を経ての、また、再び、わたしやこの美冴さんが参加する、いや、もちろん明日の集会の酒宴はわたしと彼が否が応なしに中心となる…
果たして彼女は、そんな明日のその宴の場に、この彼、大原常務を、大原本部長を、大原浩一というオトコを…
参加させる気があるのだろうか?
「えぇ、ぜひともぉ、大原常務さんに参加していただかないとぉ、明日の場が締まらないしぃ…」
そんな越前屋さんの誘いが続く…
「あ、明日のご予定は?」
続けて彼女はそう尋ね、松下秘書の顔を覗き込む。
そして、不意に…
「あ、そう、そうだぁ、お姉さんもぉ、あ、いや、松下さんもご一緒に参加していただかないとぉ…」
と、まさかの誘いをしてきたのだ。
「え、わ、わたしもですか?」
松下秘書は、その突然の誘いに困惑の色を浮かべてそう訊き返す。
「はぁぃ、もちろんですぅ、だってぇ、松下秘書さんも『新プロジェクト企画』メンバーの一員の様なモノなん、あ、いや、正式なメンバーなんですからぁ」
「え、わたしも正式なメンバーなんですか?」
「そう、もちろんですよぉ…
だってぇ『新プロジェクト企画』の最終責任者は大原常務なんですからぁ……」

