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第26章 清野あや 24歳⑤裏切り調教妻

　あやがいなくなってから、佐伯はてきぱきと家事を片付けた。掃除機で部屋中を回り、洗濯物を片付けて、昨夜二人でスローセックスを楽しんだ布団を干した。

　外は炎天下である。

　入道雲が浮いているが、厳しい陽射しはまったく隠れる気配がない。

　布団を出そうとしただけで汗ばむほど、気温が上がっている。すでに汗だくで出かけたあやにとっては、辛い試練だ。今のうちにせめて部屋を快適にしておいてあげよう。

　佐伯はエアコンの設定温度を少し下げておいた。

　あやから最初の連絡が来たのは、まさにそのときだった。セルフィーの状態で話すように、指示してある。佐伯のスクリーンに映ったあやは、案の定、汗だくになっていた。陽射しを避けて、どうやら薄暗い場所にいるようだった。