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息子の嫁
第6章 デート(温泉編)

「じゃあ、身体を休めるだけでいいのかい?」
「うん。」
「分かった。じゃあ行こうか?」
「うん。」
それからドラブインを出て、さっき来た道を引き返しラブホテルの案内板がある所を通り過ぎた。
「お義父さん。行かないの?」
やはり、彼女はラブホテルに行きたがってた。そんな彼女を私は温泉に誘った。
「麗奈さん今日は、少し遠いけど温泉に行かないかい?」
「温泉って、此処からどのくらいかかるの?」
ここから私が彼女を誘った温泉までは、海ぞえから内陸部へと走り更に、山間部の温泉地への移動だったので、急いでも二時間くらは掛かった。
「二時間ってお父さん運転、大丈夫なの?」
「途中で休みながら行くから。ならいいだろう?」
「うん。でも昨日は、とっても疲れたから心配なの。本当に大丈夫?」
「麗奈さん。今朝の私は、疲れてたかい?」
「今朝のお義父さんは、とっても元気だった。」
「だろう。麗奈さんは温泉はいやかい?」
「いやじゃないけど……。」
温泉に行くのに彼女は不満げだった。
今から行けば、チェックインが二時からだから部屋でゆっくりも出来るし夕食はバイキング料理が楽しめた。その事を彼女に話すと
「バイキング料理って私達、温泉に泊まるの?」
彼女と一緒に、温泉に泊まる事は出来なかったが彼女を喜ばせ、楽しい時間を過ごすにはこの方法しかなかった。
高速道路に乗る前に、部屋があるかどうかを電話し彼女と、一緒に過ごせる部屋を予約する事が出来た。
「麗奈さん、ホテルの部屋が取れたから、ゆっくり温泉に入ったり美味しい物を食べて帰ろうな?」
「うん。」

