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息子の嫁
第4章 デート(買い物編)
私の身体を洗い流し終え彼女は、風呂場から出て行ったが彼女はタオルで私の背中を洗いながら

「私、お義父さんに、どんなお礼をしようかって考えてたんだけど、こうして私、お父さんの身体を洗って上げた事ってなかったし

お父さんに、こうして背中を洗って上げる事が夢だったの。私、台所で、お義父さんに見詰められ恥ずかしかったけど嬉しかったあ!!

その時、お義父さんの背中を洗って上げようって決めたの。お義父さんは喜んでくれた?」

「麗奈さん。ありがとう。」

私の背中を洗い流した後、彼女が私の両肩を抱き「私……お義父さんが好き。」そう云い背中に頬を当て私は、そんな彼女の手に片手を伸ばし、手を重ね暫く、私達はそうしてたが

「前は、自分で洗ってね。」そう私に笑顔を見せ、彼女は風呂場から出て行った。

彼女に背中を洗い流して貰った後、私は浴槽に身体を沈めた。

彼女は、父親の愛に飢えていた子だった。

それは彼女が幼い頃に父親を失ってたからだったが、彼女は私を愛した事で苦しんでもいたし私も、息子の妻を愛した事で彼女、程ではないにしても苦しんでた。

誰かを愛する事が、これ程に苦しく痛みを伴う事を私は彼女を愛する事で始めて知り、苦しんでたがそれは、彼女が息子の妻だったからで

私と彼女は、相思相愛の仲だった。だが息子、智輝の妻であるということには代わりわなかった。

彼女との初デートは楽しかった。なにより私の好きな彼女の笑顔を今日も、いっぱい見られた事が私は嬉しかった。
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