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息子の嫁
第21章 離婚届


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あれから二日過ぎ今日が、三日目の火曜日だった。

昨日も息子の智輝からの手紙は来なかった。

今朝も出掛けにその事を彼女は気にしてた。


「手紙、来なかったね?」


そう私に言う彼女の目は、とても悲しそうな目をしてた。


「探偵の人が約束してくれたから必ず来るから心配しなくていいから……。」

彼女を元気ずけるように私は言った。


「そうよね……。」

それから何時ものように彼女にキスをし私は玄関を出た。

正直、私にはまだ土曜日の疲れが残っていた。


先日は、つい年の事を言い麗奈に怒れたが私も、年なのかなって――

けど、このまま老けこむ年でもなかったし若い彼女の欲求にも応えて上げたかった。

何時ものように自分のデスクに着き、部下達が出勤するのを待ち立ったままで朝の挨拶を交わした。

長い有給休暇が明けてから朝礼は係長に任せるようになってた。

それが済み、デスクに着くと私の上司が部屋に入って来た。

部屋に入って来た彼と目が合うと彼は、何も言わず部屋から出て行った。

昨日も、そうだった。


一週間、以上にもなるのに私は、まだ彼に返事をしていなかった。


悔しかった。


これまで何の落ち度もなく仕事をして来た私への扱いに私は納得してなかった。

だが皮肉にも私への扱いが彼女との移住を決意させた事は確かな事だった。

彼と目が合った。


「お前なんかの望むようにするもんか」

そう心の中で呟いた。

返事をする期日までには、まだ数日あった。

残りの数日、彼をイライラさせてやろう。そう私は心に決めてた。
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