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第20章 夕焼け空

駅で下り代行車を頼み家に着いたのは八時を過ぎてた。

家の中に入り着替えをすませリビングのソファーに座ると私は、眠ってしまった。

「駿、起きてベッドで寝よう？駿、起きて……。」

彼女に、そう起こされベッドに寝たことまでは覚えてたが、その先の記憶が私には、まるでなかった。

私は疲れていた。

「駿、そろそろ起きよう？」

翌朝も彼女に起こされるまで私は、ぐっすり眠ってた。

「ごめんね…。駿が、こんなに疲れていたって私、気ずいて上げられなくて……。」

「ぐっすり眠ったから、もう大丈夫だから…。」

私は、ブリーフだけを履いた姿で寝てたが自分で脱いだ記憶がなかった。

「麗奈が脱がせてくれたのかい？」

「駿が直ぐ寝ちゃたから……。」

「そうか…。麗奈に迷惑を掛けたな……。」

「私なら大丈夫よ…。私ね、駿に何かをして上げられる事が嬉しいの……。

だって何時も私が、駿に迷惑ばかり掛けてるから……。もうお昼近いから起きて？」

「もうそんな時間か…。」

「暑いから今日は、冷やし中華にしたの…。お酢ってとっても身体にいいから食べてね？」

「じゃあシャワーを浴びて来るけど麗奈は？」

「私は先に浴びたから…。」

独りでシャワーを浴びた後、食卓用の椅子に腰を下ろし座った。

「駿…。少しは疲れが取れた？」

「麗奈は？」

「私は大丈夫よ…。」

「そうか麗奈は若いからな……。」

そう言った後「駿」と彼女に怒れた。

「ごめん…。もう言わないから……。」

年に関係する言葉を言わないようにと私は、彼女に約束させれてたがつい口に出してしまってた。