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息子の嫁
第1章 嫁との晩酌

今夜の夕食も嫁と二人だけで、ここ暫くは息子と三人で食卓を囲む事もなくなり今夜も、重い空気感を感じながら二人だけの夕食だった。
私は、自分が自由に使えるお金を嫁は息子から貰ってるのかが気になってて、そのことを訊いてみた。
「智輝さんのお給料は家には入って来ないから」
やっぱり、私の予想してた通りの答えが返ってきた。
そんな嫁に、お小遣いをあげようと考えた。
「生活費として下ろす他に三万円、下ろしその三万円をお小遣いにしなさい。」
「お小遣いにしてもいいんですか?智輝さんの事は、お父さんのせいじゃないと思いますよ。」
含みのある言い方だった。
それが気になり嫁に訊いた。
「智輝の事で何か心当たりでも?」
「先日、わたし智輝さんと同じ職場の人に聞いたんです。昔は飲み会が多かったらしいけど統合縮小してからは飲み会ってないんだって。」
「えっ!それじゃあ――あいつは誰と?」
そう思いつつも声には出せなかった。
この時、嫁は息子の浮気を疑ってたし私も息子が浮気してるのではと、そう思った。
「だって私は、子供が欲しいのに智輝さん全然、協力してくれないんですよ。」
「協力してくれないって麗奈さん」
まさか、とは思ったがその先を聞くことが出来なかった。
「もう、私に愛情がないのよ智輝さんは。」
「愛情がないって」
私は、自分が自由に使えるお金を嫁は息子から貰ってるのかが気になってて、そのことを訊いてみた。
「智輝さんのお給料は家には入って来ないから」
やっぱり、私の予想してた通りの答えが返ってきた。
そんな嫁に、お小遣いをあげようと考えた。
「生活費として下ろす他に三万円、下ろしその三万円をお小遣いにしなさい。」
「お小遣いにしてもいいんですか?智輝さんの事は、お父さんのせいじゃないと思いますよ。」
含みのある言い方だった。
それが気になり嫁に訊いた。
「智輝の事で何か心当たりでも?」
「先日、わたし智輝さんと同じ職場の人に聞いたんです。昔は飲み会が多かったらしいけど統合縮小してからは飲み会ってないんだって。」
「えっ!それじゃあ――あいつは誰と?」
そう思いつつも声には出せなかった。
この時、嫁は息子の浮気を疑ってたし私も息子が浮気してるのではと、そう思った。
「だって私は、子供が欲しいのに智輝さん全然、協力してくれないんですよ。」
「協力してくれないって麗奈さん」
まさか、とは思ったがその先を聞くことが出来なかった。
「もう、私に愛情がないのよ智輝さんは。」
「愛情がないって」

