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息子の嫁
第15章 愛の交歓



「焼き肉、凄く美味しかったね?」

「ああ…。旨かったな……。」

「お義父さん…。何処へ泊まるの?」


彼女が、わかり切った事を私に聞いた。


「ラブホテルでいいかな?」

「うん…。」

「どこか知ってる所あるかい?」

「知ってるけど私――違う所がいい…。お義父さんは?」

私はラブホテルには、十年以上も行った事がなかった。

「じゃあ――国道沿えを走って、良さそうな所を探して泊まろうか?」

「そうね…。」

それから国道沿えを走り、案内板に従い左折しラブホテルに着いた。

平日の夜でもあり、満室にはなっていなく空室の表示が多くあった。私は、空き室のガレージに車を入れエンジンを切った。

「ここでいいかい?」

「うん…。」


助手席のドアを開け彼女が先に下り、その後から私も車から下り、ホテルの中に入りドアにカギを掛けた。

ホテルの中に先に入った彼女は、キングサイズのダブルベッドの上に腹這いで身体を沈めた。


「お義父さん…。ふかふかで、とっても気持ちいいよ……。」


彼女は子供のようにはしゃいだ。


「麗奈は子供のようで可愛いな?」

「うん…。麗奈は、お父さんの前では何時も可愛いんだよ……。」

彼女はビールを飲み酔ってた。


「お義父さんも来て…。」


彼女に言われるまま私も、彼女の隣りに腹這いになると


「お義父さん…。」

「なんだい?」

「今夜は、お泊まりして明日は、暗くなってから帰らない?」

「二人、一緒に朝帰りは出来ないから、そうしようか?」

「うん…。」
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