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息子の嫁
第14章 婚約指輪

私が部屋着に着替え、彼女を玄関口で待っていると、ジーンズを履いた彼女が私に歩みよった。
「お義父さん…。待っててくれたの?」
「麗奈…。大丈夫かい?」
「うん…。お義父さん…。」
「なんだい?」
「抱いて…。」
家に帰ってからの私は、短いキスも彼女を抱いて上げることもしてはいなかった。
「お父さんこそ大丈夫?何時もなら私を抱いてキスをしてくれるのに今日は――」
「すまない。」
彼女を抱き寄せキスもし私は、平常心を保ってたつもりだったが、そうではなかった。
「大丈夫よ…。私、どんな事があっても必ず帰って来ますから……。」
私は、その言葉に似合う返す言葉が思い付かず、ぎゅっと彼女を抱いた両腕に力を込めた。
「お義父さん…。帰ってきたら、ご褒美をいっぱい下さいね?」
「ああ…。帰って来たら、いっぱい可愛いがって上げるから何を言われても、私達二人の未来のために我慢するんだよ……。」
「うん…。じゃあ、もう行くね?」
「麗奈…。気を付けて行くんだぞ……。」
「うん…。行って来ます……。」
そう言い彼女が玄関からドアを開け出て行った。
彼女が出て行った後も私は、その場から暫くは動けずにいた。
彼女が、実家の母親や彼女の兄に何を言われるのかは想像がついてたし智輝との、夫婦関係が既に壊れてて本来なら彼女が、私の家に戻れる理由は何もなかった。
だが彼女が、必ず戻ると言った言葉を信じ私は、ただ待つしかなかった。
「お義父さん…。待っててくれたの?」
「麗奈…。大丈夫かい?」
「うん…。お義父さん…。」
「なんだい?」
「抱いて…。」
家に帰ってからの私は、短いキスも彼女を抱いて上げることもしてはいなかった。
「お父さんこそ大丈夫?何時もなら私を抱いてキスをしてくれるのに今日は――」
「すまない。」
彼女を抱き寄せキスもし私は、平常心を保ってたつもりだったが、そうではなかった。
「大丈夫よ…。私、どんな事があっても必ず帰って来ますから……。」
私は、その言葉に似合う返す言葉が思い付かず、ぎゅっと彼女を抱いた両腕に力を込めた。
「お義父さん…。帰ってきたら、ご褒美をいっぱい下さいね?」
「ああ…。帰って来たら、いっぱい可愛いがって上げるから何を言われても、私達二人の未来のために我慢するんだよ……。」
「うん…。じゃあ、もう行くね?」
「麗奈…。気を付けて行くんだぞ……。」
「うん…。行って来ます……。」
そう言い彼女が玄関からドアを開け出て行った。
彼女が出て行った後も私は、その場から暫くは動けずにいた。
彼女が、実家の母親や彼女の兄に何を言われるのかは想像がついてたし智輝との、夫婦関係が既に壊れてて本来なら彼女が、私の家に戻れる理由は何もなかった。
だが彼女が、必ず戻ると言った言葉を信じ私は、ただ待つしかなかった。

