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息子の嫁
第14章 婚約指輪

お彼岸でも何でもない墓地には、私達二人だけで他に人影はなかった。
墓石に話し掛け、それが終わると彼女が立ち上がった。
「麗奈さん…。」
私の方を向いた彼女に、私は結婚を申し込んだ。
「麗奈さん…。私と結婚して下さい。お願いします。」
それを聞いた、彼女の目は涙で濡れてた。その後、彼女が墓石の前に両膝を折るように屈み、両手を合わせ話し始めた。
「叔母ちゃん…。私――お義父さんに結婚を申し込まれたの…。受けていいわよね?私――今度こそ、お義父さんと結婚して幸せになりたいの…。だから私――受けていいわよね?」
彼女が、そう墓石に話し掛けた後、立ち上がり
「宜しくお願いします。」と、腰を下り私に頭を下げた。
「麗奈さん…。ありがとう…。」
泣いてた彼女に私は、チュッとキスをした。
それは、とても短いキスだった。
「ありがとう…。お義父さん……。」
「ここでは抱いて上げれないから……。」
「うん…。お義父さん…。」
「なんだい?」
「お義父さん…。私のことを麗奈って呼んで…。さんは、もういらないから私……。」
「わかったよ…。叔母さんの前だから緊張して、ついそう呼んでたけど……。でも、ありがとう麗奈さん…。じゃあ私の事も、お義父さんじゃ可笑しいだろう?」
「名前で呼んで上げたいけど私、おっちょこちょいだから――誰かの前で、名前で呼んでしまいそうだから暫くは、お義父さんじゃだめ?」
「麗奈さんに任せるよ…。もう一度、叔母さんに挨拶してから帰ろう?」
その後、墓石の前に二人で並び両手を合わせ一礼し、この場から離れ車に戻った。
墓石に話し掛け、それが終わると彼女が立ち上がった。
「麗奈さん…。」
私の方を向いた彼女に、私は結婚を申し込んだ。
「麗奈さん…。私と結婚して下さい。お願いします。」
それを聞いた、彼女の目は涙で濡れてた。その後、彼女が墓石の前に両膝を折るように屈み、両手を合わせ話し始めた。
「叔母ちゃん…。私――お義父さんに結婚を申し込まれたの…。受けていいわよね?私――今度こそ、お義父さんと結婚して幸せになりたいの…。だから私――受けていいわよね?」
彼女が、そう墓石に話し掛けた後、立ち上がり
「宜しくお願いします。」と、腰を下り私に頭を下げた。
「麗奈さん…。ありがとう…。」
泣いてた彼女に私は、チュッとキスをした。
それは、とても短いキスだった。
「ありがとう…。お義父さん……。」
「ここでは抱いて上げれないから……。」
「うん…。お義父さん…。」
「なんだい?」
「お義父さん…。私のことを麗奈って呼んで…。さんは、もういらないから私……。」
「わかったよ…。叔母さんの前だから緊張して、ついそう呼んでたけど……。でも、ありがとう麗奈さん…。じゃあ私の事も、お義父さんじゃ可笑しいだろう?」
「名前で呼んで上げたいけど私、おっちょこちょいだから――誰かの前で、名前で呼んでしまいそうだから暫くは、お義父さんじゃだめ?」
「麗奈さんに任せるよ…。もう一度、叔母さんに挨拶してから帰ろう?」
その後、墓石の前に二人で並び両手を合わせ一礼し、この場から離れ車に戻った。

