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息子の嫁
第10章 サプライズ

私が彼女への、サプライズを思い付いたのはベッドから起き上がり、缶ビールを美味しそうに飲んでた姿なり仕草を見た時だった。
季節は、これから春から暑い夏になろうとしていた。
彼女に、もっと美味しいビールを飲ませてやろう、そう思い付いたのは私が大学生時代に居酒屋で、バイトを経験し美味しい生ビールの入れ方を知ってたからだった。
キャンプ場等では普通、氷をタンクに入れサーバを冷やすのだが飲食店で使う生ビールのサーバーは、ビールを冷やすタンクの他に、炭酸ガスのボンベを使った。
その設備をするのには彼の、酒店に行き相談する必要があったし本来、業務用の生ビールサーバーは、個人には貸し出さないから、そこを何とか彼女のために無理を言い、貸してもらうよう交渉しに出掛けたのだった。
彼は、私と同じ地域に住んでて車で五分とも掛からず彼の店に着いた。
店に入ると、チャイムが鳴り客が来た事を知らせていた。
チャイムが鳴り、ほどなく彼が出て来た。
「おお。どうした?」
「お前なぁ、どうしたって普通、客に聞くか?ここは酒屋だろう?」
「それでどうした?」
「お前なぁ、もう少し酒屋の店主らしく出来ないのかよう?」
彼は、どちらかと言うと商売人にはむいてなかったし、言葉ずかいや態度もおうへいだった。

