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息子の嫁
第9章 有給休暇
身体が、ぐらつき不安定な彼女は、バスタオルで身体を拭いただけでも身体が左右に揺れ動いた。

「大丈夫かい?」

「お義父さん。私、だいぶ良くなったでしょう?」

確かに私が支えて上げれば歩けるようにはなってはいたが

「下着は自分で穿けるかい?穿かせてやろうか?」

「お義父さん」

「なんだい?」

「お義父さんって、とっても優しいんだね?」

「優しいかどうかは別にして自分で穿けるかい?」

「お義父さんは、麗柰に穿かせてあげたいの?」

「麗柰が独りで穿けないなら、そうするけど……。」

「大丈夫です。」

床に膝を突いてた私の肩に手を置き、片方ずつ足を通したが何故か膝下で彼女の手が止まった。

「お義父さん。何か残念そうに見えるんだけど麗柰に、パンティーを穿かせたかった?」

「そんなことはないよ年寄りをからかうなよ。」

そう言った後、私が笑うと

「私――まだ無理みたい…。お義父さん穿かせて……。」

彼女が、にこっと笑ったが、その笑った顔に私は、彼女の悪戯ぽさを感じた。

「麗奈。今、何か考えてないかい?」

その後、ハハハと彼女が声を上げ笑った。

「やっぱり……。」

「私――綺麗に洗ったから見てもいいわよ……。」
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