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息子の嫁
第7章 夫婦喧嘩
涙を零す私を見て、心配し彼女が体を起こした。

「麗奈。」私は、そう叫び体を起こした彼女を抱いた。

「ごめんね。私が、されたから……。イヤって拒否して抵抗したのに、お義父さん。ごめんね。」

彼女は私に、そう云い部屋から出ようした。

「待ってくれ。麗奈。行かないでくれ。」私は、そう彼女に言い部屋を出て行こうとしてた彼女を止めた。

「お義父さん。あの人の後じゃイヤだったのよね?ごめんなさい。」

彼女が、そう云い両手で顔を隠し泣いた。

「待ってくれ私は、麗奈を愛してる。だから行かないでくれ。」私も彼女に叫ぶように言った。

感情が昂っていたのか私から、彼女を呼ぶ時の、さんが消えていた。

「お義父さん。」

彼女が私を強く抱いた。

「私――やっぱり一緒になる人を間違えてた。私、お義父さんと一緒になりたい。」

想いは私も彼女と一緒だった。

「麗奈は私が、幸せにする。」彼女に、そう言って上げたかったが麗奈が、息子の妻であり我が家の嫁である事に代わりが無い以上、今はそれを彼女に、言って上げられなかった。

二人は互いの身体を強く抱き締めてた。

彼女を、静にベット寝かせ智輝に殴られ赤く腫れ上がった頬に私は、唇を押し当てた。

「お義父さん。」

「麗奈。いっぱい濡らすんだぞ。」

彼女が「うん」と小さな声で返事をした。

彼女は、一緒になる人を間違えたと、そう云ってたが役所と自宅を行ったり来たりする私に、彼女と出逢える事自体が私には、考えられなかった。

息子と結婚し我が家の嫁として嫁いだからこそ私達は出逢うことが出来、愛し合う事も出来た。

私と彼女は、親子程に年が離れてもいたし最初、彼女を愛してしまった時は、何と言う運命だと、その運命を恨んだ。

だが今は、例え地獄に落ちようとも、この運命を心良く受け入れようと私は決めた。
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