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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々
そう広くない店内の座席は、残念ながら全て埋まっていた。

歩きながら食べる事も出来なくはないが、可能ならやはり腰を落ち着かせたい。

周囲を見渡せば、少し離れた場所にソファがあり、幸い空席だった。

無事席を確保し、ようやくアイスクリームにありつける事となる。

『いただきます』を素早く言い、待ちきれないとばかりにひとくち含めば、白桃とヨーグルトを組み合わせた爽やかなフレーバーが口内に広がる。

更にもうひとくち。

甘さを控えたさっぱりとした味とひんやりとした感触に、満足の吐息が漏れる。

アイスクリームを夢中で頬張る妻を、賢哉は微笑ましく見守る。

「すっごく幸せそうだね、玲那」

「だって幸せだもん」

「玲那、ほんとアイス大好きだよな。俺も嫌いじゃなかったけど、季節問わず年中食べるようになったのは明らかに玲那の影響だよなあ」

しみじみと呟き、賢哉も自分のアイスクリームに口をつける。
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