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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々
「了解。冗談だよ、奥さん」

微笑み。

玲那の頭を撫で、賢哉は店員にふたり分の注文を告げた。

先に会計を済ませていれば、コーンの上に二段重ねで盛られたアイスクリームが程なく手渡される。

一押しフレーバーの緑色と、期間限定味のピンク色のアイスが、目にも鮮やかだった。

訊く必要がない事をあえて尋ねてきた今日の夫は、ちょっと意地悪だった。

一個じゃ足りないくらいにはアイスクリームは大好物で、例え新作を試したとしても、一番大好きなフレーバーを食べない事はまずあり得ないのを熟知しているのだから。

それでもこうして自分好みの商品が手元にある今、彼の抜かりなさは疑う余地はない。

好物を目の前にすれば、多少からかわれた事も結局は簡単に許してしまえた。
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