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哀色夜伽草紙
第10章 外へ出た籠の鳥

「うん、あっ……ぁっ」
数カ月で省吾も私のイイ場所をすっかり覚えたようで、いとも簡単に昇りつめていく。
これでいい、壱くんが育てた身体じゃない私になれぱいい。
「やっ……イク」
すぐに一度達してしまい力が抜けると、今度はグイッと腰を高く持ち上げられ、上から入ってきた。
「まだだよ琴莉、奥いくよ」
さらに深く奥を突かれて、当たる痛みなのか、深い気持ちよさなのかもう分からない刺激に声が喉の奥から響いていく。
「省吾……ぁっ……」
お互いの汗や私から溢れた蜜が触れあう肌で泡立っていく。
『琴莉……』
甘い壱くんの声が耳許でした。
振り払いたくて、今、省吾に抱かれているのだと自分に言い聞かせたくて、彼を呼ぶ。
「しょご……キスして」
ねだると、省吾が私を回転させて前から入り込んできた。
髪を撫でられただけでも快感でしびれて意識が朦朧としてくる。
キスの合間に囁かれ、小さく頷く
「一緒にイこう…琴莉……」
「ん」
艶かしい声が更に私の身体を痺れさせる。
そのまま二人で声を口づけの中に私の抱える秘密の想いと共に、閉じ込めながら何度も身体を合わせた。
私は壱くんが居なくてもこうして省吾と生きていける。
けれど壱くんは?
独りで生きるのだろうか?
家も婚約者も捨てて?
もしかして、閉じ込められていた籠の鳥は私ではなくて壱くんだったのではないだろうか?
ふと、白い省吾との情事の果てでそんな事を思った……
数カ月で省吾も私のイイ場所をすっかり覚えたようで、いとも簡単に昇りつめていく。
これでいい、壱くんが育てた身体じゃない私になれぱいい。
「やっ……イク」
すぐに一度達してしまい力が抜けると、今度はグイッと腰を高く持ち上げられ、上から入ってきた。
「まだだよ琴莉、奥いくよ」
さらに深く奥を突かれて、当たる痛みなのか、深い気持ちよさなのかもう分からない刺激に声が喉の奥から響いていく。
「省吾……ぁっ……」
お互いの汗や私から溢れた蜜が触れあう肌で泡立っていく。
『琴莉……』
甘い壱くんの声が耳許でした。
振り払いたくて、今、省吾に抱かれているのだと自分に言い聞かせたくて、彼を呼ぶ。
「しょご……キスして」
ねだると、省吾が私を回転させて前から入り込んできた。
髪を撫でられただけでも快感でしびれて意識が朦朧としてくる。
キスの合間に囁かれ、小さく頷く
「一緒にイこう…琴莉……」
「ん」
艶かしい声が更に私の身体を痺れさせる。
そのまま二人で声を口づけの中に私の抱える秘密の想いと共に、閉じ込めながら何度も身体を合わせた。
私は壱くんが居なくてもこうして省吾と生きていける。
けれど壱くんは?
独りで生きるのだろうか?
家も婚約者も捨てて?
もしかして、閉じ込められていた籠の鳥は私ではなくて壱くんだったのではないだろうか?
ふと、白い省吾との情事の果てでそんな事を思った……

