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哀色夜伽草紙
第1章 初めてのヒト

「えっ、や、そんなトコ汚いっ……んっ!」
「汚くない。美味しいよ、琴莉のアジがする」
気づいたら壱くんが私の秘部を舐めていて……話すためにこちらを見たらぬらぬらと唇が光っていて、それを指で拭う様は妖艶だった。
「ぁ……だ……め…」
「ダメじゃない、あぁ……琴莉、可愛い……」
壱くんは私が手で止めてと抑えてもそれを捕まえてシーツに縫い止めてから、今度は私の腰を高く持ち上げて上から私を舐め続けた。
「ンッ……んぁぁ」
恥ずかしい格好になって、羞恥心から顔が熱くなるのに……舐められるその気持ちよさにいつしか自分から押し付けるように腰をゆらしてしまい、暫くしてから視界が真っ白に弾けた。
「ああッ」
身体中が絞られる感覚から、一気に急降下するように意識が遠退き身体全部が心臓になったように波打って、弛緩した。
「イ……壱く……」
「イッたみたいだね?ふふ……最高の眺めだ」
臀部を高くあげたまま初めて達したらしい私を壱くんが優しく抱き上げ、ベッドに横たえ上から覗き込むように見てから髪を撫でた。
「これからが本番だよ琴莉。ほら、コレがもう我慢できないって……」
見せてきたのは、壱くんの下着の中に押し込めてあったモノだった。
引き出したソレは結構な重量がありそうで、ビックリする。
知識としては知っていたし、アレが私の中に入ってくるのだと言うことは理解していたけれど……
初めて見る壱くんのソレに怖いのか、身体が勝手にブルブルと震えた。
「怖いか?」
怖くないといえば嘘になるけれど、それより近付きたかった。
「ううんそんなこと無い……近づきたい」
大好きな壱くんに誰よりも近くに来て欲しかった。
「キテ」
だからそう精一杯大人のフリをして手を広げてみせた。
「ダメだったら言えよ?止まる自信はないけど」
「ん」
メリメリと音を立てて入り込んできた壱くんのソレを受け止めるのが精一杯で痛みにはシーツを掴んで耐えた。
「あぁぁっ」
沢山啼いて、強く揺れるその度にキスをねだって背中にしがみついた。そこからはあまり覚えていない
初めて抱かれてからもう何度も壱くんに愛されてきた。
あの時、経験の無かった初心な私はどんどん壱くんに育てられていって今がある。
けれど経験豊富なわけではない。私は壱くんしか知らないのだから……

