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哀色夜伽草紙
第8章 突然降りた幕

部屋は今日も薄暗い。
「ん……んっ…ぁ…」
「琴莉お帰り…会いたかった…」
扉を閉めた途端に玄関の壁に押し付けられた私は、壱くんの与えてくる深い口付けを受け止めていた。
首筋に差し込まれた手が私を縫い止めるけれど、熱い唇の愛撫にすっかり身体が疼きが増長されてしまい……一刻も早く壱くんが欲しくて仕方なくなる。
「壱くん……早く、いこ……」
「ん、わかった」
縺れるように二人で服を脱ぎ捨てて、身体を寄せあってバスルームに入り込む。
用意してくれたバスタブに身体をお互いに洗ってから滑り込んで膝の上に乗ると、すでに壱くんの屹立した部分は私の臀部を押し上げていた。
「やっぱり琴莉が傍に居ないと寂しくて仕方ない……」
ギュッと後ろから抱き締められ壱くんの唇が首筋に甘い息を吐くから、身体を痺れるし、身体の奥から何かがあふれ出したくて震えるのは壱くんに抱かれたいと言う衝動か。
「……ん…たった1日よ?」
動きにお湯がその振動にチャプンと音を立てた。手が胸を柔らかく揉んでいた。
「その1日が耐え難いんだよ、琴莉はオレから離れちゃダメなんだ」
形を変えながら柔らかく触られたそこに声が漏れる
「んぁ……ん」
背中は壱くんの温もりに反応して、さらなる快楽の予感に足の間にトロリとしたモノが流れる感覚がしたその時……
『好きだ』
ふと、頭の中に掠れた声がして身体が固まる。
「ん?どうしたの?」
いつも誰よりも敏感に私を感じ取る壱くんがすぐに私の硬直に気がついた。
「ううん、何でもない、早くベッド行きたいなって……」
「ンフフ、行こう」
誤魔化すように壱くんの首にしがみついて、身体の水分を拭き取り、濡れた髪を乾かす間も何度も口付けを繰り返す
早く、早く
いつもの二人のいつもの……二人の時間にして
焦っていたのは何故だろう。
『天国へ行こう』
(違う、私は壱くんを愛してる……だから)
「ん……んっ…ぁ…」
「琴莉お帰り…会いたかった…」
扉を閉めた途端に玄関の壁に押し付けられた私は、壱くんの与えてくる深い口付けを受け止めていた。
首筋に差し込まれた手が私を縫い止めるけれど、熱い唇の愛撫にすっかり身体が疼きが増長されてしまい……一刻も早く壱くんが欲しくて仕方なくなる。
「壱くん……早く、いこ……」
「ん、わかった」
縺れるように二人で服を脱ぎ捨てて、身体を寄せあってバスルームに入り込む。
用意してくれたバスタブに身体をお互いに洗ってから滑り込んで膝の上に乗ると、すでに壱くんの屹立した部分は私の臀部を押し上げていた。
「やっぱり琴莉が傍に居ないと寂しくて仕方ない……」
ギュッと後ろから抱き締められ壱くんの唇が首筋に甘い息を吐くから、身体を痺れるし、身体の奥から何かがあふれ出したくて震えるのは壱くんに抱かれたいと言う衝動か。
「……ん…たった1日よ?」
動きにお湯がその振動にチャプンと音を立てた。手が胸を柔らかく揉んでいた。
「その1日が耐え難いんだよ、琴莉はオレから離れちゃダメなんだ」
形を変えながら柔らかく触られたそこに声が漏れる
「んぁ……ん」
背中は壱くんの温もりに反応して、さらなる快楽の予感に足の間にトロリとしたモノが流れる感覚がしたその時……
『好きだ』
ふと、頭の中に掠れた声がして身体が固まる。
「ん?どうしたの?」
いつも誰よりも敏感に私を感じ取る壱くんがすぐに私の硬直に気がついた。
「ううん、何でもない、早くベッド行きたいなって……」
「ンフフ、行こう」
誤魔化すように壱くんの首にしがみついて、身体の水分を拭き取り、濡れた髪を乾かす間も何度も口付けを繰り返す
早く、早く
いつもの二人のいつもの……二人の時間にして
焦っていたのは何故だろう。
『天国へ行こう』
(違う、私は壱くんを愛してる……だから)

