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MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい

「ぁん!」
「ひっ!?」
背中でぬるっとすべすべのあったけーもんが滑る中に、右と左に何かふっくら柔らけーもんが……!!!!
「ごめんなさっ……ん!!」
「ひぃいっ!?」
滑って俺の背中に抱きついたるりちゃんは、立ち上がろうとしたのか、俺の太腿に手を付い……お願いそこに手ぇつかないでっ……!!
「ごめ……んっ……あん」
「……!?!?!」
俺の背中にもたれながら、るりちゃんはなんとか立ち上がった。それは大変よろしかったのだが、けしからん事にるりちゃん本人だけじゃなく、おっぱいの先と俺のナニかもご一緒に立ち上がってしまった。
悶絶してる俺の背中に、シャワーらしき水流がかかった。
「……ごめんなさいっ、私先に出てるね!!」
るりちゃんは俺の背中の泡と、多分自分に付いちまった泡も洗い流して。
今度は滑ったりせずに、ぱたぱた風呂から出て行った。
「……っはぁあああ……」
るりちゃんがガラス戸の向こうに消えて、俺は小さく長い溜め息を吐いた。
なんなんだ、るりちゃん。
わざとか?!……わざとだったら、どんなに良いか……!!
残念なのかほっとしたのか分からない、複雑な気持ちで項垂れると、項垂れとは真逆のやる気に満ち満ちてタオルを盛り上げているナニと目が合った。

