この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MILK&honey
第24章 ずっと君を見ていたい

   *

「かーさん、きもちいい?」
「……うんっ」

 今俺は、るりちゃんの提案により、るりちゃんとお風呂に入っている。
 しかし、全くエロい要素は無い。
 二人で湯船に浸かって居るが、接触している所は、無い。皆無だ。

 俺の肩には、じゃーじゃー滝が流れ落ちている。
 気持ち良いか良くないかと聞かれたら、もちろん気持ち良いに決まってる……けど。

 生殺しって言うんですか、こーいうの。

「こんなにおっきいの、初めて」
「おっき……」

 何が?!
 何が、こんなにおっきいの?!

「お家のお風呂が広いって、良いね」
「……うん……」
「二人でも余裕って、温泉みたい」
「っうん……」

 だよね。お風呂がおっきんだよね。分かってた。
 俺的には、余裕無くても良んだけどね。
 余裕が有るから、俺とるりちゃんの間には、隙間が有る訳で。
 ってか、俺、今、滝の為に正座してるからね。脚伸ばしたら、
 ……それはマズいから考えない。

「滝もすごいけど、このジャグジーのぶくぶくも、すごいねー?」
「っうんっ……」

 俺的には、それも無くても良んだけどね。
 気泡が有るから、お互いの姿は、水面より上しか見えね……何でもない。

「かーさん?」
「なに、るりちゃん」
「ちゃんと、あったまった?」
「うん」

 さっき滑ってぐしょ濡れになったので、るりちゃんに「とにかくあったまって!!」と言われて、服を脱いでシャワーで全身を流した後で、とりあえず湯船に浸かったのだ。
 それから何分経ったのか……あったまったり何だりで、若干のぼせそうな位になった。

「じゃあ、体とか洗う?」
「そだな、洗おっかな」

 そしたら、るりちゃんは風呂から上がるだろうし。
 余計な動悸を感じずに、自分を何かと落ち着かせる事も出来んだろ。

「じゃあ、私が背中流してもいい?……お詫びと、お礼に。」
「へっ?!……ぶっ!!」
「あっ!!」

 ……驚いた。すげー驚いた。
 驚きすぎて、流れ落ちている滝の中に、思いっ切り頭を突っ込んでしまった。
/325ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ