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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり



私にも過去の恋愛歴があるように青木くんにも他の女性と恋愛してきた過去がある。


きっと、話したくないのはお互い様。


でも伏し目がちになってどこか恋愛に疲れていそうな言い方をしていたから何があったのか知りたい欲が湧いてくる。


その疲れを私が癒してあげることができたらいいのにな……。



恥ずかしく思いながらも手を繋いでみると青木くんとピタリと目が合った。


そのまま足を止められると、青木くんは私の前にきて繋いでいなかったもう片方の手を握ってちゅっと軽いキスをしてきた。


いつ誰に見られるか分からない場所だからか加減しているようだった。


「いっぱいイチャイチャしような」


「イチャイチャするの大好きなんだね」


「小春は好きじゃないのかよ」


「好きだけどここまでしたことなかったから。付き合っても友達の延長線みたいな感じだったし……」


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