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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり



「うん。私たちが付き合ってることをもう知っているから話してもいいかなって思って」


「お土産を買っていかないとなー。また穂並さんにいじられそうだ」


「いいじゃん。私たちの先輩なんだし、青木くんも好きでしょ……?

正直に言うと仲がいいから穂並さんと青木くんが両思いなのかなって思ってた時もあった……」


後ろで手を組んで広々とした少し離れた場所にある海を見ながら歩く。


波が穏やかだけど、海水浴をする時期は過ぎてしまったから誰も泳いでいなくて寂しさが漂っていた。



「すごい勘違いをしてるな。オレは穂並さんみたいな元気で騒がしい人よりも小春みたいに大人しい子がタイプなんだけど」


「色んな女の子に優しいから好みのタイプが結構広いのかと思ってたけど違うんだね」


「違う。女なら誰でもいいなんて思ってねーし。それに優しくしてるっていうか普通に接してるだけだから」


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