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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり



「気にしすぎだって。髪もいい感じにまとまってるし、この連休はオレと楽しむことだけ考えろよ」


「そうだよね。よーし、楽しむぞー!」


青木くんと手を繋ぐ資格が私にはあるんだから、もっと自信を持っていいんだよね……。


隣にいる彼氏が会社でモテるイケメンだからって恐縮することはない。


青木くんの手をそっと握り、この日がやってきた嬉しさを滲ませるように微笑みかけた。



この連休中に青木くんのことをたくさん知るんだ。


一緒に過ごせる時間も長いから、会社では見ることができない一面も発見できそうだ。




それから会社でも話すような世間話をしながら電車とバスで移動して宿泊先へと向かった。

泊まる場所は海の近くのリゾートホテル。

敷地内では穏やかな波が押し寄せる海を一望できて、波の音も微かに聞こえる素敵なところだった。


ホテルのフロントに着いてから部屋のカードキーを受け取って廊下を歩いていると、飾ってあった花瓶が目に入る。


「あっ、この生け方綺麗。桔梗もある!」


「細かいところをよく見てるなー。小春は花が好きなの?」


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