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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

「いやいや、太いよ?」
「オレにはそう見えるから自信持てって。……荷物重そうだから持ってやるよ」
爽やかに笑った青木くんは私が肩に掛けていた大きめのボストンバックを持ってくれた。
青木くんが持ってきたバックよりも私の方が大きい。
二日泊まるだけなのに私だけ大荷物でなんだか恥ずかしい……。
ボストンバックの紐を握っていた手が自由になると、青木くんが触れてきて指を絡ませて恋人繋ぎをしてくる。
手を繋ぐのは嬉しいけど、いい大人が明るい時間からこんなことをしていいのかな……。
近くを歩いている人がこちらを見てくるから照れくさくなって、髪の毛を直すふりをして手を離した。
「なんで離すんだよ」
「あっ、えっと……髪の毛が……」

