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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

準備を終え、家から少し離れた待ち合わせ場所へと向かうと、青木くんがいて小さく手を振ってくれていた。
「遅れてごめんね。待った?」
「おはよ。待ってねーから大丈夫だよ」
久しぶりに見る青木くんの私服姿。
男性雑誌のモデルが着ていそうなカジュアルな服装で似合っていて格好良い。
付き合ってからの休日は会えなかったし、普段は会社帰りにご飯を食べて帰るくらいだから目にする機会がなかったから見れて嬉しい。
一方、私はホテルに着くまで沢山歩くと思ってTシャツとジーパン、スニーカーという動きやすい格好をしてきた。
青木くんの隣を歩き始めて、女性らしくスカートを穿いてくれば良かったと後悔している。
「スーツ以外の服を着ている小春はなんか新鮮だな」
「デートなのになんか色気がなくてごめんね……」
「ズボンを穿いてる小春も可愛いから気にするなって。脚も細くて綺麗だし」

