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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

心が温かくなるようなほんのりと日々が続き、待ちに待った連休初日の朝がやってくる。
前日に荷物は用意しておいたけど、寝坊したせいで起きてから忙しなく動いていた。
まるで遠足を楽しみにしている子供のように昨晩はなかなか寝付けなかった。
「小春、着替えはちゃんと持った?お漏らししても大丈夫なように予備のパンツも持っていくのよ?」
「お母さん、それは子供の時でしょ!私はもう大人なんだからそんな心配しなくても大丈夫だって!」
「これはお父さんからの餞別だ。友達と美味しい物でも食べてきなさい」
「一万円もくれるの!?お小遣いをありがとう、お父さん。ありがたく使わせてもらうね」
両親に連休中に泊まりに行くことを話した時には驚かれて、誰とどこに行くのかとか詳しく聞かれた。
でも新しい彼氏ができたとは言えなくて、会社の友達と行くと話した。
だからその相手が男だということを両親は知らない。
泊まっている時に娘が彼氏とセックスをしていることも想像できないだろう。

