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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

「水着って必要なの?」
「せっかくプールがあるんだからそこで遊んでみるのも悪くないだろ。水着、忘れんなよ」
私に期待を寄せるように青木くんはニコニコと笑っていた。
でも男と二人っきりで旅行に行った経験がないからイマイチ想像がつかない。
それに今は青木くんの彼女になれたことで頭の中がいっぱいだった。
次の日。仕事の休憩時間にトイレの個室に入っていると、青木くんのファンである二人の女性社員の話し声が聞こえてきた。
「久しぶりに青木くんのこと飲みに誘ってみようかなー」
「でも前に断られたんでしょ?」
「今度は他の男もメンバーに入れてから誘うのよ。仕事なら絶対に来てくれるって。お酒をいっぱい飲ませればその先もいけるって!」
どうやらこの人たちはまだ諦めていないようだ。
青木くんはもう、私という彼女がいるというのに……。

