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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

初めてのお泊まりデート。今まで付き合った男とはしたことがないことだから想像しただけで心が躍る。
好きな人と休日を満喫できるだけで幸せだから贅沢は言わない。
「青木くんとならどこでもいい。……って言うのが一番困るんだよね」
「はははっ、分かってるじゃん」
「でもなかなか思い浮かばなくて……。両親とお婆ちゃんでお寺や山とか観光に行くことはあるから、若い人向けの場所で景色が綺麗なところに行きたいなぁ」
「若い人向けかー。じゃあ、海も近くてプールもあるリゾートホテルとかは?」
「何それ!?お洒落でいい!」
「この前、そこの宿泊の割引券が会社にあったんだよ。欲しい?って聞かれたけど、一緒に行く人がいないからもらわなかったんだよなぁ。
小春がそこでいいって言うなら泊まって休みをゆっくり満喫する?」
「うん!そうしたい」
「じゃあ、やっぱり割引券くださいって言ってもらっておくな」
お泊まりデートの計画がどんどん決まっていく。
同じ歳だからそこまで気を使わなくていいのもあるけど、青木くんと価値観が合うような気もした。
「……小春の水着姿かー。楽しみにしてるから」

