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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり

「お泊まりデートだよ」
「えっ……!?お泊まり!?」
「一晩泊まったことがあるのにそこまで驚くことないだろ」
「うん……」
その一晩を除くと、家族以外の人と夜を過ごしたことがあったのは学生時代の修学旅行しかない。
仲の良い女友達の家でさえ泊まったことがなかった。
いつも家にいるから、この前青木くんと一晩過ごした時のように親がどんな反応をするのか不安だった。
「それに、小春の知らないところをもっと知りたいし。一緒に過ごす時間が長ければ今よりも仲良くなれるかなって思う」
「確かに……」
「今月に三連休あるじゃん。その日に泊まりで遊びに行くか」
「旅行かぁー……。青木くんと二人きり……。楽しそう!絶対に行く!」
「決まりだな。小春はどこに行きたい?」

