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ディープフォレスト
第3章 命題
「わかったでしょ、エバー。しょせん出逢って間もない貴女たちにそんな深い絆なんてないのよ。ちょっと理性が飛んでしまえば簡単に壊せるの」
「やめて、もうやめて」
ぐったりと果てたアキトが
ふと我に返ると
泣きじゃくるエバーと
勝ち誇るタァーナがいた。
「誰が聖母になるか、それはわからないのよね。いいこと?エバー。アキトは貴女だけのものじゃないの。勘違いしないで」
アキトに口づけをして
タァーナは帰っていった。
うちひしがれているエバーに
アキトは気まずくなる。
「ごめん、エバー……その」
「なんにもききたくない!」
「……ほんと、ごめん」
その晩
アキトは野宿をした。
泣いているエバーを
どう慰めていいかわからず
むしろ自分を許せなかった。
エバーは逆に
アキトが
出ていってしまったことで
自分が捨てられたような
気持ちになった。
タァーナがいうように
自分がコドモだからだと
心から絶望した。

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