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ディープフォレスト
第3章 命題


夜の森が
危険とされる謂れを
アキトはまだ知らなかった。


エバーたち
森に住む者たちが
寝静まる夜に

獣のように
活動する者がいた。


フォレストの儀式により
人格を
崩壊させてしまった者は

森を追放され
野生へと還される。

理性を持たぬ
狂獣の人と化した
彼女たちは

闇夜にこそ
活発な活動をする。


パチパチとはぜる
薪(たきぎ)の音が
風もない夜に響いていた。

香ばしい
鳥の焼ける臭いに

それは
惹き付けられてやって来る。


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