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ディープフォレスト
第1章 儀式
「男と女がいればこどもは出来る」
エバーを下ろし
涙のあとを
指で擦った。
「オレがいる。もうあんな儀式はいらない」
「ほんとうに?」
エバーは
半信半疑のまま
しゃくりをあげる。
その姿は
まだまだ幼さが残っている。
今まで
一体どれだけの女が
儀式の名の下に
犯されて来たのか
無垢で健気で
あまりに無知だった。
(あれは化け物、オレたち人間の敵なんだ。急にそんなことを言っても、傷付けるだけ。今は何も言わないほうがいい)
「オレがいる」
そう言って
抱きしめる腕のぬくもりは
エバーに
安心を与えた。
(そうだわ…この人はフォレスト様の御使いだもの)
そう思うと
途端に緊張もとけた。
(すべて委ねればいいんだわ)

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