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ディープフォレスト
第3章 命題
水で冷やすと
気持ちがいいのか
幾分
穏やかな表情を見せた。
「そんなに汚れちまって、ついでだから体も洗うぞ」
アキトが
冷たい水をかけると
多少暴れたが
アキトは気にせず
脚から順に洗った。
「泉のほうが温かくていいけど、それだと火傷にひびくだろ」
ゴシゴシと
汚れを落としていくと
白い綺麗な肌が見えた。
「ちゃんと洗えばこんなに綺麗じゃんか。ダメだろ、サボって」
狂獣も
フォレストの
犠牲者だと思うと
何となく
放っておけない。
むしろあるのは
親近感だ。
「お前、リシュだろ?喋れないのか?」
アキトが目を覗き込むと
狂獣は瞬きをした。
「り、しゅ」
「そうだ。お前の名前、リシュ」
しばらく
りしゅ、りしゅ、と
うわごとのように繰り返し
リシュはパッと笑った。
「リシュ!」
「思い出したか?オレはアキト」
「あ、き、と?」

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