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愛おしいキミに極甘な林檎を
第66章 番外編:愛の行方

ソラ先輩がまた怖い方の笑顔をしている。

「たまには家族水入らずで出掛けたいんです」


「ちょっと待ってください。
もうすぐソラ先輩も家族になるんですよ?
三人でいいじゃないですか」

理人さんはお猪口に入っている日本酒をごくんと一気に飲み干した。

そして、ドンッと勢いよくテーブルの上に置く。

「いいえ。風子さんとふたりきりがいいんです。
たまには僕も女性とデートに行っていいでしょう?
だから、塑羅緒さん。これから僕と戦ってもらいます!」

「風子とデートですか……。それなら勝つしかない。
絶対にふたりきりでは行かせません!」

「では、オセロで五回勝負です!
僕が勝ったら、風子さんとデートすることを許可してくださいね。隣の和室で戦いましょう」


「ふっ、いいでしょう。
まだ日本酒が残ってるので嗜みながら戦いますか」

「分かりました。しかし、酔わせようとしてもムダですよ。
僕はお酒には強い方なので水みたいなものですから」

「いえいえ、完全に酔っ払ってるじゃないですか。
あと、私は理人さんとデートに行くって言ってないんですけど」

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