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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus
ソラ先輩は疑うような目をしながら私をまっすぐに見て、両手で壁に触れる。
今すぐ着替えたいけど、閉じ込められて動けない。
「あっ……、怪しくなんかないですよ……?
無事に帰ってこれましたし」
にっこりと笑って誤魔化す。
できればスカートが破れていることを知られたくない。
「歩き方がいつもと違う。
なにかあったってことだよね」
「えっ……。なっ、なにも隠してないですよ。
ほら、仕事用のバッグを床に置いてもおかしな音はしませんし。中身を確認してもいいですから」
これでは郁哉さんと同じだ。私も嘘をついてしまっている。
「じゃあ、体に隠してるとか?」
「ポケットにはハンカチとティッシュしか入っていませんよ」
「それは信じるよ。でも他はどうかな」
ソラ先輩は、私の髪から下半身に向かってそっと手を滑らせる。
エッチな手付きで触れてくるからビクッと体が反応してしまう。
「んっ……」
「触っただけで感じちゃうなんて可愛いね」
「もう。ソラ先輩のエッチ……」
指先が腰の下までいった時、ピタリと止まる。
「あれ……。スカートを縫った跡がある。
今朝は破れてなかったよね」
「どうして知ってるんですか?」

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