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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート



そう言っていたものの、段々瞼が重くなってきてウトウトしているうちに眠ってしまっていた。

どうやら私はソラ先輩に寝顔を見守られながら家へと着いたようだ。

付き合ってからこういうことが何度もあったけど、一緒にいて心地良いソラ先輩の優しさに甘えてしまう。



家に帰ってから荷物を片付けてからソファへ向かう前に私は温かいココアを作った。

先にソラ先輩が座っていて休んでいるようだったから疲れを癒すために飲み物を差し出す。


「長距離の運転お疲れさまでした」

「ありがとう」


ココアを一口飲んでもらえた後には隣に座って肩を揉んで少しでもリラックスしてもらえるように尽くす。


今日は温泉に入っている時に気を失って迷惑を掛けてしまったから尚更だ。


「すみません。今日のデートは私のせいで癒すつもりが逆に疲れさせちゃいましたね」


「そんなことはないよ。……いい刺激になったから」

「えっ……」


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