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愛おしいキミに極甘な林檎を
第62章 愛おしいあなたに……



ドキドキしてなかなか眠れない夜を過ごしたけど、待ちに待った日がやって来た。


目が覚めてからカーテンを開けると、天気の神様が私たちを祝福してくれているように綺麗に晴れている青空が広がっていた。


雲一つなくて見ているととても清々しい。



「おはよう、風子。今日の体調はどう?大丈夫そう?」


「はい。大丈夫です」


いつも朝起きると言われる質問に笑顔で答えた。
きっと式中も大丈夫のはず。


それに結婚式だけは何がなんでも最後までやり遂げてみせる……。



出掛ける準備が終わった頃、玄関のインターホンが鳴った。


まだ朝早いし、これから結婚式があるから誰か来る予定もない。


ソラ先輩がテレビドアホンで確認すると、驚いた顔をして急いで玄関の方へ向かって行った。



「お爺様、お婆様……!?」


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